台湾が中国を敵に日本の味方になると思っている人がいるのだが滑稽である。台湾人は中国人である。日本人に親戚はいないが、中国大陸に親戚がいる人がほとんどだろう。政治体制うんぬんなど関係なく、マクロでみれば紛れもなく台湾は中国なのである。
歴史的にも日本が中国よりも台湾と親密になれる素地はない。
大日本帝国は台湾を植民地とし、二級国民として馬鹿にしていた。ごく一部の台湾人がノスタルジーを語るのを取り上げてさも植民地時代が良かったかのような情報が流れることがあるが、植民地にされて良かったはずがない。植民地支配に対する抗日運動が連綿とあり、日本は侵略者と言う事実は根底に刻まれているだろう。
さらに、関東大震災のときには台湾人も虐殺の対象となっている。震災でみんなが酷い目にあったときに、二級国民を虐殺する国に信頼も信用もないだろう。災害時に人種差別で虐殺とか鬼畜の所業であるが、それが日本人の本質だ、と台湾人の心のどこかに残っているだろう。
これらの事実を認識していないのか、台湾と中国が戦争になったら友国台湾を助けなくては、などと頭がお花畑の人は考え直すべきである。近い将来、必ず台湾人から愛想をつかされるときが来るのだから。